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ホルモン治療と副作用④

前回まで
<都立K病院で行われた乳がんのホルモン治療の副作用に関するアンケートについて>  
  ホルモン治療と副作用①ホルモン治療と副作用②
<ホルモン治療ってナニ?>
  ホルモン治療と副作用③

***
具体的な治療・症状について。私の経験を順を追って書こうと思ったのですが、
思うように書けない状態で、、、、、一番下に「おまけ」って形でまとめてあります。



突然ですが「近況」について、、、、

今日は、主治医の診察&ゾラデックスの注射でした。
「ホルモン治療をやめる」ことを検討するようにという事になりました。

ホルモン治療が原因と考えられるのですが、
日によってムラはありますがゾラデックスが1年経ったあたりから、
(ノルバデックスは放射線治療前から始めていたので約1年2ヶ月)
その副作用から心身追い込まれた状況が続いていました。

今年(2006年)5月に女性専用外来を受診し
いわゆる更年期症状の緩和を目指しました。
漢方によて、のぼせ、物忘れ、ムクミといった症状の改善が出来たものの、
足首、股関節の関節痛と目の焦点が合わない(かすむ)状態は
変わらず実際の生活に響いたままでした。

そして、、、夏ぐらいから、似たようなキッカケがいくつか重なって、
精神的にというか心身、ストンッと一気に落ち込んでしまい、
ウツ的な症状がコントロールできなくなった。

先月9月「ウツ気味」と診断されました。

過去に過労で倒れて病院に運ばれたこともあるのですが、
あきらかに違う症状。そのときは全然薬なんて効かなかった。
(片側顔面痙攣、両手両足が数時間麻痺、
起き上がれないなど、自律神経失調症のヒドイ状態。)

しかし、「ウツ気味」はどうやら薬でコントロールできる部分があり、
つまりは、今回の私の場合、あきらかにホルモン治療の影響によるものと思われます。
人によっては「ウツ」の根本原因を改善する必要がある場合もあります。
例えば、環境・・・生活をかえるとか、人間関係を変えるとか。

まあ、私もいわゆる「ウツ」の症状があります。
ただ、この治療が終われば問題ないと思っているので、
あまり深刻に考えていません。

眠れないときは眠れないなーと思うし、
カーッと不安や不満がグルグル、ドキドキするときは泣いてみるし。

辛いのは、記憶が瞬間的に飛んでしまうことです。集中できないことです。
例えば乗り換えるときに、どこに行こうとしていたか分からなくなる。
目の焦点が合わないことも、集中できない原因の1つにあると思います。

やりたいことができない、いつもできることができない。
それだけで、悲しい。
痛みも耐えがたくなっていく。



辛い。



ゾラデックスも来年(2007年)5月まで。残すところ7ヶ月。
ノルバデックスもそこで打ち切る予定でした。


抗がん剤も選べなかった私・・・この治療ですら耐えられないのか・・・


もし治療を打ち切ったとして

もし、何かあったら、、、一番後悔するのは主人なのではないだろうか。


だから、いえない。


1月に、外科については主治医と一緒に転院して
慌しく、細かな症状など伝わっていなかったようだ。

泣けてしまった私に言った。

「そこまで、追い詰められた状況とは気がつかなかったよ。ごめんね。
そんなに無理する必要はないんだよ。
ノルバデックスのみの期間も含めれば1年半がんばってきたんだから。
○年やらなきゃいけない、なんてことはないんだよ。」

「薬を減らす方法もある。
妊娠を考えるならゾラデックスを先にやめてもいいのかも知れない。」





「治療方針を変えるなら、ご主人と一緒に説明してもいいよ。」





おまけ:
<ノルバデックス+ゾラデックス>の副作用と思われる症状と、対処について


以下の、症状も、その対応も、個人的な主観です。
いわゆる更年期と似た症状があらわれます。
年齢が若いと、極端に出る場合もあるようです。



・顔などの皮膚のひび割れ・・・
     ノルバデックスを始めて1ヵ月ぐらいの時がひどかった。
     皮脂腺が緊張しているようなので、オイルを足すようにした。
     体が慣れてくるとあまりひび割れなくなってきた。


・ツメがササクレる・
 髪のこわばり・乾燥・・・オイルを足すようにした。

・腹痛・・・子宮が収縮する。
      婦人科検診をうけるとエコーでひび割れのように写る。
      その際に、子宮頸癌、体癌の検査もする。
      子宮体癌もノルバデックスの副作用の1つ。

・太った・・・6キロ増。。。痩せるしかないのですが、運動が思うようにできなかったり、
       しかし、食事を減らしても、以前のように、すぐに結果に結びつきません。
       食事も変えて、体質改善的なこともいいのかも知れないけれど、
       今、体力も落としたくないし、まずは、これ以上増やさないこと!!
       それだけを気にしています。
       血液検査でγ-GTP、と中性脂肪の辺りの数字は気にする様にしています。

・粘膜が乾燥しやすくなる・・・痔など
      出血がヒドイときは、塗り薬をつけたりしますがー専用薬の方がいいのかも。

      性交痛の理由でもあります。
      雑誌で見たのですが、性交痛については、ジェルなどを使う方法もあるようです。
      子宮ガン、乳がん治療にともなう、
      セクシュアリティーの問題の1つとして認識されています。

・視力が落ちる・・・目の焦点が合わない、かすむ。
           眼科で眼底検査を受けた。定期的に診察してもらっている。

・ホットフラッシュ・・・ほてり、のぼせ。
      漢方・・・色々ありますが、私の場合は「当帰芍薬散」を使用しています。
      1ヶ月経ったあたりから、のぼせる代わりに「大量の汗」が出るようになりました。

・物忘れ・・・これも更年期の症状の1つ。
       上記の「当帰芍薬散」が効果があるという説があるようです。


・関節痛・・・足首がいたいのは何か別の理由だと思っていたのですが、
       どうやらこれも副作用のようです。股関節も同様。
       朝の起きて歩こうとすると痛くて歩きにくい。
       3時間以上連続して歩くと、痛くて一歩も動けなくなる。

       足首を使わないように歩くなど工夫が必要。
       立ちっ放しなど、足に負担をかけたら、シップなどで冷やし、翌日はよく休む。


・骨粗鬆症の防止・・・ノルバ+ゾラの併用。
       ゾラのみだと骨が弱くなるので、ノルバデックスには、逆らしいです。

   追加:これとは関係ないのかも知れませんが、
       左の人差し指の先の骨に石灰化が見られたので、
       骨にも気をつけてみています。
       ヨーグルトのカルシウムは一番吸収されやすいようなので、
       ヨーグルトを食べたり、スキムミルクを更に加えて食べたりしています。
       同時に、きのこ類もよく摂る様にしています。
       (プロビタミンDの摂取を目的とするなら、
       天日干しの方がいいのですが、そこまではやっていません(^^ゞ)


・ウツ・自律神経失調症・・・
      ホルモンは自律神経などに作用するので、無意識に行う体の機能の制御、
      精神的なものにも影響がでます。
      例えば、生理前、イライラすることもあるでしょう。これもホルモンの影響です。
      強制的に卵巣機能を止めているのであれば、当然の影響かも知れません。
      ウツ気味がひどくなると「鬱病」と呼ばれます。

      特にウツについては、脳神経の伝達の偏りなんじゃないかな。
      悲劇役者が悲劇のシナリオしか演じられなくなるような感じ。
      自分にはあり得ないと思っていたし、
      薬ナシで乗り越えられるものだと思っていました。

      寝ている間も体がこわばっていました。
      女性専用外来で、自律神経などの検査もし、
      普段から緊張度が高くなっていることが分かりました。
      リーゼ(抗不安剤)を処方されています。

      心療内科や精神科でも良いと思います。 
          

・その他の対処。
     実は歌をはじめました。 声を出すと勇気がでるから。

     ベートーベンの「第九」を歌うことにしました。
     こんな状態で、色々ハンデはありますが、心身にムチを打ちつつ。。。

     年末、心豊かな人たちと”An die Freude”(歓喜の歌)を歌えたら。
     お世話になった人たちに、歌を届けられたら。
     患者同士が、いつまでも純粋にお互いを励ましあっていけますように。。。
     ダメダメな私ですが、、、今の私の小さな夢と祈りでもあります。




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***
<関連記事>
その後の副作用などについて
※「退院後の日々」のカテゴリより抜粋。
 → 目やらなにやら
 → その後・・・温存について③(2005.8.12)
 → 定期検査の結果-母は強し(2005.11.28)



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by easy-easy | 2006-10-26 19:55 | -ホルモン治療の副作用
追記(2006.10.19):
ちょっと調子が悪く、ますます更新が滞っています。。。ごめんなさいね。
ピンクリボン・スマイルウォーク10/21神戸大会、10/29仙台大会 で開催です。
まだインターネットの受付も延長。当日受付も大丈夫のようですよ。

詳細は下記「3.ピンクリボンス マイルウォークの参加」の記事内にもあるリンクへ。
または、yahoo!のピンクリボン フェスティバルのブログのブログへ。
仙台はピンクリボンの焼印入りのカマボコでるらしい。
乳がんについて、関心が一気に高まったのはこの2,3年のことだと思います。
単なる「好奇」でこのムーブメントが終わらないよう、私たちにできること、伝えられることあると思います。あなたのピンクリボン、ちょっと考えてみませんか?
TBなども歓迎です。色々な人が元気になれると思います。

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(連載?をまたもやお休みして。。。)
1.ピンクリボンについて
2.ピンクリボンデザイン大賞について
3.ピンクリボンスマイルウォークの参加♪
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1.ピンクリボン

一番左は去年パトさんにもらったもの・・・こんな風にピンクリボンをつないでいきたい。
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みなさん「乳がん」って何か知っていますか?
そして「ピンクリボン」って知っていますか?
ピンクリボンは、乳がんによる悲劇を繰りかえさないために、乳がんで悲しむ人々をなくそうとういう、アメリカで始まった運動のシンボルです。

男性も「乳がん」について知ってください。
もし、愛する女性がいるのなら、
「乳がん検診行ってみれば」「子供はオレが見てるから、検診行ってこいよ」
そんなあなたの一言で背中をおしてあげてください。
女性が、一番人生で忙しいとき、家族に頼られるとき、そんなときに発症する・・・それが乳がんです。

ピンクリボンの願いは1つ 「乳がんで悲しむ人をなくす」ことです。
キャンペーンの主旨は多くの女性に早期発見を呼びかけること。
「乳がん」は簡単に見えるかも知れませんが、命に関わる病気です。
20代30代の若年性乳がんについては、マンモグラフィーが必ずしも有効ではありません。
そのため、行政は40代からのマンモしか奨励できないのです。
若い人でもできることはあります。
触診+超音波(エコー)+マンモグラフィーを組み合わせて定期的に撮るのです。
ベースとなる資料があれば、何か異常を感じたときに比較することができます。

私は・・・ピンクリボンにはもう1つの意味があると考えています。
ピンクリボンが、女性の不安と決断を乗り越えた全ての「勇気」の象徴であることを望みます。
なにより、私たち患者が元気になること、
患者自身が笑顔で胸をはって生きていくこと、
それは未来の患者たちへの希望と可能性になります。そして自分自身のために。

私たちの受けている治療は、過去の乳がん患者の方々の歴史の延長上にあり、
そして、それも過去の治療になって行きます。
未来の乳がん患者さんたちのために、今私たちの声を残していくことがすごく大切だと思います。
それは、私たちが自分の治療を後悔せず、
今後、新しい治療を横目に生きていくうえでも大切なプロセスだと思っています。

2.ピンクリボンデザイン大賞

この運動の火を消さないように、色々なものに参加していくことも大切だと思います。ただ「ピンクリボン」と騒がれるだけでなく、その良いところ、疑問なところをクールに監視していくこと、キチンと整理していくことも大切だと思います。この運動の本質を見失わず、前に進めていくために。。。 

関連記事→ピンクリボンデザイン大賞について

ピンクリボンデザイン大賞のポスターの結果が発表されています。
ピンクリボンデザイン大賞2006 結果
今年は主旨をちゃんととらえている作品が多かったと思います。全然マシ。
特に「女性である」「1/30」っていうのは、患者である私もドキッとしました。

ちなみにリンク先にマグカップのデザイン大賞もあると思うのですが、
そのデザインのマグカップをピンクリボンスマイルウォークの参加賞の1つとしていただきました!(下記の写真)
とってもかわいいんです。
真ん中が白抜きになっている「◎◎」は、もしかしてオッパイ???
主人とこれでコーヒーを飲みながら、「ときどき」この病気のことを気にしようと思います。


3.ピンクリボン・スマイルウォーク

さて・・・今年初めて、東京のピンクリボン・スマイル・ウォークに参加してまいりました。
主人と2人で6km完歩。
(6キロの部 六本木→南青山→表参道→みゆき通り→六本木)
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参加賞色々・・・・
スポンサー様、様です。ありがとうございます。
主人がいただいたものは、健常な人たちにも渡していきたいと思います。
完歩したあとの、ピンク・キティーとのチェキ(インスタントカメラ)での記念撮影は正直うれしかった。
主人と2枚♪写真のフレームももちろんキティ。
2人で並んで撮るなんて久しぶりです。

ボランティア様、様です。歩くことだけに集中できたのは、皆様のお陰です。ありがとう。
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実は、、、当日まで参加できるかわかりませんでした。
足が良くなくて・・・・
当日参加できるコースのスタートは13:00。
会場のスタート地点に詰め掛ける沢山の人たちにつられ、ピンクにつられ・・・
思わず歩くことを決めました。

ダメだったら表参道ヒルズで挫折しようと思いました。

絶好のウォーキング日和。
ピンクの風船を片手に、これを見た人は何か感じてくれたでしょうか。
ラフォーレの交差点付近がUターン場所になるのですが、
信号待ちの間、別の信号を渡っていくものすごい人たちを眺めながら、
「この人たちの23人に1人が乳がんなんだよね」
とポロッと言ってしまったら、カップルの女の子と男の子がチラッとこっちを見た。

ビックリさせてゴメンネ。私たち怖くみえますか?でも検診に行ってね。

参加者には多くの男性もいました。
イベントには乳がんでお母様をなくされている大野靖之さんというミュージシャンがいました。
彼の話を聞いていて、あらためて思ったのは、、、
苦しむのは患者だけでないということ。
その家族、友人も同じように心の傷、心の風穴と向き合わなくてはならない。
さわやかな風の中、さわやかな音楽を聴いて、なんだか涙が出てきました。

「人間は永遠ではない。」

だからこそ、一日でも長く、あなたと一緒に歩いて生きたい。
そして、このブログの前のあなたと、一日でも長く笑顔でいたい。


***
<関連記事>
カテゴリーの「私のピンクリボン」より
              →私のピンクリボン~その1・想い
                私のピンクリボン~その2・取材
                私のピンクリボン~その3・もとの体を取り戻す
                私のピンクリボン~その4・これも現実
                私のピンクリボン~その5・AERA



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by easy-easy | 2006-10-10 11:04 | -私のピンクリボン

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