take it easy・・・乳がんと |
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モデムの調子が悪くてしばらくご無沙汰でした~~~~~ その間に、ちょっと旅行にも。この模様はまた後日・・・(^^♪ 今日は、ちょっと独り言を書きたいと思います。 バリから帰ってきて一ヶ月間。 色々考えることがありました。 そして、ガッツポーズをとりたいようなことも。 温存のその後について、やっと書くことができます。 久しぶりに復帰したお花のお稽古での出来事・・・ 「軽いガンでよかったわね」の一言・・・に堪えてしまった 単純に温存できた事実から、乳がんとして「軽い」と判断できることはない。 ガンに早い、遅いはあっても、軽い、重いはないんじゃないか・・・ ガンのグレードなんて言葉は知るよしもなく、 生きられるか、間に合わないか、それしか一般の人は考えない。 そして、「・・・でも(結局)、温存できたんでしょう?」の軽い一言にも堪える もう、テニスもお花も満足にできない。 だから新たに資格をとろうと学校に通い始めた。 告知から6ヶ月目が過ぎた日のことだった。 お稽古では、あとにみんなでお茶をして一息をいれる。 そこで、私の病気の話になった。 これらは、そこでの発言だ。 「温存」は軽く言われる。乳がんの恐ろしさは、病気だけでなく、 辛い選択を迫られることにもあるということは、伝わらなかったようだ。 (つづき) -私の場合、全摘出か、温存かというところで、温存を選んでしまった。 温存を勧められても、不安だから全摘出を選ぶ人たちだって多い。 -手術は部分郭清。。。 これもクセモノデアル・・・cancer-手術(温存) 今まであまり書かなかったのだが、術後は結構つらい。 手術の当日~翌日は、 痛みと、低血圧で動くたびに目の前が真っ白になって、黒いものを吐いていた。 レントゲン取りに行くのも、1時間半かかって歩いた。 看護師もこの痛みは理解できていなくて、腕を組んで眺めているだけ。 結局「胸帯」の巻き方が間違っていた。 伸縮の無い部分で患部を押さえなくてはならない。しかし、 伸縮する所で抑えていたため、変形を防ぐために脇から寄せた組織が動くのだ。 傷だって、縫っていない。テープで貼っているだけ。 普通のサラシの方がまだマシだったかもしれない。 乳首が残るかどうかも術中の病理次第だった。 残せても皮一枚なので乳首が「壊死」する可能性は大きかった。 「壊死したら、すぐに切除するから。病室でもやるから」と言われた。 とった組織は 8.8×8.3×2.8cm ガンの大きさは 3×1.5×1.2cm 全摘出の人よりも、リハビリメニューは2週間遅れていった、、、 自分のベットでも日に3時間は頑張っていた。でも。。。思うようには戻らなかった。 「どうして私だけ??」 助手の先生が、 「温存の割りに量をとっているんですよ。中身は飛び出ないように縫いこんでありますから」 リハビリの先生は「傷が裂けても動いてください」 主治医の先生も、 「他人と比べないで!手術の仕方は皆バラバラなんだから。とにかく焦らないで!!」 入院中、支えは先生方と彼だった。 今でも、腕や肩のリハビリをしなかったり、逆に使いすぎると、 手首までスジがつってしまう。 食事中も腕が上げられなくなる。そして、腕にも多少ムクミが。 これがひどくなると「リンパ浮腫」になる。 センチネルリンパ節生検なんて言葉は知らなかった。 3日で退院できるなんて、すごい。私には想像できない。 ただ、脇の5%のガンの取り残しに悩むなら、この部分郭清でよかったと思うのだ。 似たような発想で、全摘出を選ぶ女性も多いのも事実だ。 温存の私でも以下のことは悩む。 -全身治療だって、これでいいの?と悩む日々が続いた。 若年層ということで、抗がん剤を使う選択もあったが、 ホルモン治療+放射線治療のみにしてしまった。 -ホルモン治療は、ノルバデックスとゾラデックスの2種類を2年間 先生は、「この併用のきちんとしたデータは無い。」とおっしゃった。 理論上、効果があるはずなのだが。。。 生理も戻らない可能性がある。。(新婚なのに。。。) ホルモンレセプターの+-以外に、何%か聞こうと思ったのは、 6月バリ島に行く直前。その話合いで、気持ちが少し楽になった。 温存だからって、軽く言わないでほしい。 温存にも色々あるんだから。。。ただ、早ければ、早いほど術後は楽になる。 全身治療の選択については、 悩んでも、ガンに100%の治療方法は無い。 何%の生存率か、データでチョイスする医療が現実だ。 どんな治療法であれ、薬の開発、組み合わせは模索中だ。 そして、分類できないガンのグレードの人もいる。 術後の治療方法の選択が無い人もいるのだ。 放射線治療も、抗がん剤も、ホルモン治療も効果よりもリスクがあるかも知れないから、 経過観察しかないのだ。 それに比べれば、はるかに簡単なガンである。 7ヶ月ぶりの、お花の習い事、右手が耐えられない 花材は堅い枝物(えだもの)はやめてもらい、その分草物(くさもの)が大量に与えられた。 しかし、情けないかな軽作業を大量に続けるということもできないのだ。 中途半端な腕の高さを維持するのも、今の私には無理だった。 気がついたときには、腕がガチガチに。。。油汗もとまらない。 でも、これを完成させたかった。 師範というには、お粗末な仕上がり。。。 「若いのにビックリするような感性で生け上げる」という看板はどこへやら・・・
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| 2005-08-08 13:02
| -退院後の日々
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